2026年8月11日
バス運転手、走行中のランボルギーニ火災を消火 冷静な対応に称賛
シンガポールのホランド・ロードで8月8日、高級スポーツカー「ランボルギーニ・アヴェンタドール」のエンジン部分から火が出るトラブルがあり、通り掛かったSBSトランジットのバス運転手が消火活動を支援した。乗客の安全を確保しながら迅速に対応したとして、同社は運転手の行動を称賛している。
消火に協力したのは、SBSトランジットのバス運転手、チャン・ジーペン(Zhang Zhipeng)さん(51)。123番バスを運転してホランド・ロードのバス停に近づいた際、黒いランボルギーニから煙が出ていることに気付いた。チャンさんはバスを安全な場所に停車させ、乗客に状況を説明した上で、車内に備え付けられていた消火器を持って車のもとへ向かった。
現場では、ランボルギーニの運転手がすでに自身の消火器を使っていたものの、消火剤を使い切った後もエンジン部分で火が残っていたという。SNSに投稿された動画には、チャンさんが車両後部のエンジン部分を確認しながら消火剤を噴射する様子が映っている。その後、消火作業を終えると消火器を持ってバスへ戻った。
SBSトランジットによると、同社のバス運転手は技能研修の一環として基本的な消火訓練を受けており、チャンさんも今回、その訓練を生かして対応した。同社は、乗客の安全を確保しながら冷静かつ迅速に行動したとして、「助けが必要な時に自ら行動した」と評価した。
公共交通機関の運転手が通常業務の途中で遭遇した車両トラブルに対応した今回の出来事は、SNSでも注目を集めた。日頃の安全訓練が実際の緊急時に生かされた事例として、バス運転手の機転ある行動に称賛が寄せられている。

