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政治

2026年7月13日

シンガポール、ギルマン・バラックスを住宅地として再開発 歴史的建造物と緑地を保存

 シンガポール政府は、ギルマン・バラックスとサンセット・ウェイ周辺を住宅地として再開発する方針を発表した。住宅供給の拡大を進める一方で、歴史的建造物や自然環境を保存し、文化と緑を生かした街づくりを目指す。人口増加や住宅需要への対応と、都市の歴史・景観の保全を両立させる新たな都市開発モデルとして注目されている。
 
 ギルマン・バラックスは1930年代に英国軍施設として建設され、その後はシンガポール軍の施設として利用された歴史を持つ。現在は現代アートギャラリーや飲食店が集まる文化施設として親しまれている。政府は環境・文化遺産調査を実施し、対象となった建物のうち歴史的・建築的価値が高い建物を保存する方針を決定した。今後は保存対象の建物を活用しながら、公営住宅や民間住宅を整備していく計画である。
 
 一方、サンセット・ウェイでは周辺の森林や水路、生態系への影響を最小限に抑えることを重視し、自然と調和した住宅配置や歩行者空間の整備が検討されている。政府は住宅供給だけでなく、居住環境の質や緑地ネットワークの維持を重要な開発方針として掲げている。
 
 シンガポールでは近年、住宅需要の増加を受けて新たな開発用地の確保が課題となっている。一方で、限られた国土の中で歴史的資産や自然環境を保全することも重視されており、今回の計画は「開発」と「保存」を両立する象徴的なプロジェクトと位置付けられている。
 
 建設時期や住宅戸数などの詳細は今後発表される予定であり、建設、不動産、都市開発分野における今後の動向が注目される。

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