2026年5月22日
ガーデニア、シンガポール工場縮小で141人削減 生産をマレーシアへ移管
Gardenia(ガーデニア)が、パン製造の一部を マレーシア へ移管することに伴い、シンガポール で141人の従業員を削減したことが明らかになった。
同社によると、生産効率向上やコスト競争力強化を目的として、シンガポール国内工場の一部製造機能をマレーシア側へ移す方針を決定した。これにより、シンガポールでの製造体制が縮小され、人員整理が実施された。
ガーデニアはシンガポールで広く知られるパンブランドであり、長年にわたり地元市場向け製品を供給してきた。一方で、近年は人件費、電力費、物流コスト上昇などにより、製造コスト負担が増加していた。
特にジョホール州を中心とするマレーシア南部では、土地・労働コスト面で優位性があり、多くの企業が生産拠点移転や拡張を進めている。ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)構想も背景にあり、両国間の産業分業がさらに進む可能性が指摘されている。
同社は、影響を受ける従業員に対して補償や支援を提供すると説明している。また、シンガポール市場向け供給自体は継続される見通しである。
SNS上では、「また製造業が海外移転している」という声がある一方、「コストを考えれば避けられない」と理解を示す意見も見られた。また、「シンガポールは今後さらに高付加価値産業へ集中する流れ」との分析も出ている。
シンガポールでは近年、製造業の高度化と同時に、労働集約型生産の海外移転が進んでおり、産業構造転換への対応が重要課題となっている。


