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社会

2025年6月24日

イランからクアラルンプールへ24人が避難帰国 マレーシア人17人とシンガポール人1人も含まれる

 紛争が続くイランから、マレーシア人17人を含む計24人が6月22日深夜、無事にクアラルンプールに帰国した。この中には、シンガポール人1人とマレーシア人と家族関係にあるイラン人6人も含まれている。
 
 避難者らは、バンコク経由のマレーシア航空MH781便に搭乗し、22日午後11時3分にクアラルンプール国際空港第1ターミナルに到着。外務省のアフマド・ロズィアン次官補(2国間関係担当)が空港で出迎えた。
 
 今回の避難を指揮したのは、イラン駐在のカイリ・オマル大使で、「非常に困難ではあったが成功裏に終えた」と述べた。安全上の理由から西部の前線を避け、テヘランから東へ約1,000km以上の陸路を通り、トルクメニスタン国境を目指したという。
 
 「道中は24時間以上に及ぶ長旅で、国境で一夜を明かす必要もありました」と大使は説明。トルクメニスタン政府の協力により入国が許可され、首都アシガバートの空港からバンコクへ向かう便に搭乗した。
 
 一行はその後、バンコクで乗り継ぎ、無事にマレーシアに到着した。
 
 現在イランには約12人のマレーシア人が残っており、多くは留学生またはイラン人と結婚した人々だという。大使は「全員の所在は把握しており、安全は確保されている」と述べ、「現地の情勢を踏まえながら、今後も彼らの動向を綿密に追跡していく」と強調した。

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