シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPピープルズ・パーク・コンプレックス、赤と白に再塗装—SG60とは...

社会

2025年5月29日

ピープルズ・パーク・コンプレックス、赤と白に再塗装—SG60とは無関係

 シンガポールのチャイナタウンに位置するランドマーク、ピープルズ・パーク・コンプレックスが、赤と白の配色で再塗装されている。この色合いがシンガポール独立60周年(SG60)を祝うものではないかとの憶測が広がったが、管理会社のクレア・ディクソン=リム氏は「SG60とは無関係である」と明言した。
 
 同施設は1973年に完成した31階建ての複合ビルで、商業施設と住宅が併設されている。東南アジア初のショッピングセンターとして知られ、ブルータリズム建築の代表例としても評価が高い。今回の再塗装は、2009年以来の大規模な外装改修であり、老朽化対策と景観の刷新を目的としている。
 
 赤と白の配色は、シンガポール国旗の色と一致することから、SG60を意識したものと受け取られたが、管理会社はこれを否定した。ディクソン=リム氏は、「色の選定は美観と建物の特性を考慮したものであり、特定の記念行事とは関係ない」と説明している。
 
 ピープルズ・パーク・コンプレックスは、シンガポールの都市再開発の象徴的存在であり、再塗装によってその存在感を新たにしている。今後も地域のランドマークとして、多くの人々に親しまれることが期待される。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPピープルズ・パーク・コンプレックス、赤と白に再塗装—SG60とは...