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日系企業・社会

2025年5月26日

Japan Foods、2025年度下期に620万Sドルの赤字拡大

 シンガポールを拠点とする日本食レストラン運営会社Japan Foods Holdingは、2025年3月31日までの下半期において、赤字が前年同期の約2倍となる620万Sドルに拡大したと発表した。同社は、シンガポールの外食産業にとって「厳しい年」であったと述べている。
 
 この損失拡大の主な要因として、原材料や人件費の上昇、店舗運営コストの増加、そして消費者の支出抑制が挙げられている。また、同社は新型コロナウイルスの影響からの回復が想定よりも遅れていることも、業績に影響を与えていると指摘している。
 
 Japan Foodsは、シンガポール国内で複数の日本食ブランドを展開しており、ラーメン店や居酒屋など多様な業態を運営している。しかし、近年の経済環境の変化や競争激化により、収益性の確保が難しくなっている。
 
 同社は、今後の対策として、メニューの見直しやコスト削減、デジタル化の推進などを検討している。また、新たな収益源の確保や海外展開の強化も視野に入れている。
 
 シンガポールの外食産業全体が厳しい状況に直面する中、Japan Foodsの今後の動向が注目される。
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