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社会

2025年2月3日

シンガポールのスーパーで賞味期限切れのベビーフードがすり替えられる 62歳の女を逮捕

シンガポールのスーパーマーケット「FairPrice Finest」の2店舗で、賞味期限切れのベビーフードが新しいものとすり替えられる事件が発生した。これを受け、62歳の女が逮捕された。
 
1月20日、ベビーフード用の天然調味料を販売するブランド「Lilo」がInstagramでこの事件を公表した。ウィステリアモール(イーシュン)のFairPrice Finest店舗から、同社の製品が期限切れであると通知されたという。
 
Liloは通常、製品が期限切れとなる前に販売店から返品される仕組みを採用しており、品質管理の徹底を図っている。しかし、この異常な事態に困惑し、他店舗でも追加調査を実施。その結果、アンモキオ通り6番ブロック712のFairPrice Finestでも、期限切れの製品が発見された。
 
Liloが販売するアンチョビやマッシュルーム、ホタテの粉末などの天然調味料は、ベビーフードの風味を向上させ、食事の摂取を促す目的で使用される。
 

監視映像から容疑者を特定


 
店舗の監視カメラ映像を確認した結果、警察は関与した人物を特定し、逮捕に至った。Liloによると、逮捕された人物はLiloやFairPriceの従業員ではなく、単独で行動していたと考えられる。
 
シンガポール警察は、地元紙「新明日報」に対し、窃盗の疑いで62歳の女を逮捕したことを確認。現在、詳細な捜査が進められている。
 

消費者への影響と対応


 
食品の安全性を考慮し、Liloは他の店舗でも追加の品質チェックを実施し、被害が広がっていないことを確認した。また、1月9日から15日の間にウィステリアモールまたはアンモキオ通り6のFairPrice FinestでLilo製品を購入した顧客に対し、期限切れ製品を誤って購入した可能性がある場合は速やかにLiloへ連絡するよう呼びかけている。
 
Liloは「お客様にはご不便をおかけし申し訳ありません。食品の安全は私たちの最優先事項であり、今後も万全を期して対応してまいります」とコメントしている。

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