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経済

2024年12月18日

第3四半期の住宅売買、件数、額とも10年来で最高

第3四半期の住宅取引は7万520戸、売買額は290億リンギと四半期ベースで10年来で最高だった。前年同期比ではそれぞれ2.9%、1.3%の増加だった。財務省鑑定・不動産サービス局(JPPH)が発表した。
 
 ほかの不動産も含めた同期の取引件数は同3.1%増の11万2,305件、額は0.3%増の約573億リンギだった。売れ残り物件数も減少傾向にある。
 
 住宅取引のうち、最多は30万以下の価格帯で全体の53.4%を占めた。次いで30万超-50万リンギが23.8%、50万リンギ超が22.8%。住宅の種類別ではテラスハウス(低層の連棟住宅)が住宅取引の42%を占めた。
 
 州別で取引戸数最多はセランゴール州で1万4,902戸(全体の21.1%)、次いでジョホール州の1万2,616戸(同17.9%)。取引額も同様で、セランゴール州が84億リンギ(29.2%)、ジョホール州が約58億リンギ(20.2%)を占めた。
 
 売れ残り住宅物戸数は3%の減少だった。竣工、着工、計画戸数はいずれも増加したが、新築物件の売り出し数は1万3,708戸でわずかに前年同期を下回った。

 
(提供:ASIA INFONET.COM

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