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社会

2024年12月16日

中国産ピーナッツ製品に人工甘味料が含まれるためSFAがリコールを指示

 シンガポール食品庁(SFA)は12月12日、中国産のピーナッツ製品「YTYガーリックピーナッツ」をリコールするよう輸入業者のYan Tai Yitに指示した。この製品には人工甘味料のシクラミンが含まれており、シンガポールの食品規制に違反している。
 
 問題の製品は中国から輸入され、賞味期限は2025年4月8日、内容量は150gである。
 
 シクラミンはシンガポールで清涼飲料や缶詰フルーツなどに使用が許可されている人工甘味料だが、ナッツ類や種子製品への使用は認められていない。SFAは「シクラミンを含むナッツ類や種子製品を少量摂取することに直ちに健康上のリスクはないが、過剰摂取は避けるべきである」と述べた。
 
 現在、SFAはナッツ類や種子製品のサンプリング検査を進めており、非許可成分が検出された製品についてはリコールを行うとしている。今年10月にも、中国産のメロン種子製品がシクラミンやサッカリンの規定量を超えて含んでいたためリコール対象となった。
 
 消費者は該当製品を摂取せず、購入先に返品するようSFAは呼びかけている。

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