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社会

2024年12月4日

2025年から、ペット同伴での屋外食事が簡単になる

 シンガポールの飲食店は、2025年1月1日より、ペットカフェライセンスを取得せずに屋外席でペット同伴の顧客を受け入れることが可能になる。ただし、ペットフードを提供しない場合に限られる。この規制緩和は、食品安全規制の定期的な見直しの一環として実施されるもので、毎年約40の事業者に恩恵をもたらすと予測されている。
 

新規則の背景


 シンガポール食品庁(SFA)によると、2024年末時点で約120の飲食店がペットカフェライセンスを取得しており、多くがペット同伴での屋外ダイニングを目的としている。新規則では、人とペットが共有する屋外エリアでの疾患伝播リスクが低いことから、既存の食品安全基準で十分と判断されている。
 

新ルールの概要


 
 ペットフードを提供しない場合:ライセンス不要で屋外席にペット同伴可能。
 
 ペットフードを提供する場合:引き続きSFAのペットカフェライセンスが必要。人間用とペット用の食品の調理・保管エリアの分離や、専用容器の使用などの追加基準が求められる。
 
 禁止区域:ホーカーセンターおよびその屋外席ではペットの持ち込みは引き続き禁止。また、ハラル認証店舗でもペット同伴は禁止される。
 

注意事項


 ペットを店舗内で飼育する場合、事前にナショナルパークスボードの承認が必要である。
 
 今回の規制緩和により、飲食業界におけるペット同伴サービスの提供がさらに促進され、ペット愛好家にとってより快適なダイニング体験が実現することが期待されている。

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