2024年11月27日
公務員の年末ボーナスは1.05ヵ月分
シンガポール政府は11月25日、2024年の公務員の年末ボーナスが1.05ヵ月分になると発表した。さらに、MX15およびMX16相当の初級職員やオペレーションサポートスキームに属する職員には、一時金として追加で600Sドルが支給される。
これにより、公務員の年間ボーナスは2023年の0.9ヵ月分から2024年には1.5ヵ月分へと増加する。特に初級職員は、2024年6月にも最大250Sドルの追加支給を受けており、年間の合計追加支給額は最大850Sドルとなる。
公共サービス部(PSD)は、この支給額はシンガポール経済の好調なパフォーマンスと最新の経済状況を考慮した結果であると説明。2024年の国内総生産(GDP)成長率予測は「約3.5%」に上方修正され、雇用も7~9月期に2万4,100人増加するなど力強い回復を見せている。
一方で失業率は9月時点で1.8%と低水準を維持しており、企業のリストラ件数も第2四半期から11.3%減少した。
公共従業員連合(AUPE)の事務局長サンジーブ・ティワリ氏は、経済が好調な際には公務員の貢献が適切に評価されるべきだと述べ、追加支給が生活費の上昇に対応する助けになると強調した。
政府は引き続き、すべての公務員に1ヵ月分の非年金対象年次手当(13ヵ月目の給与)を支給する。