チャンギ空港、3億Sドルの改善計画で料金引き上げ

　チャンギ空港は、今後6年間で出発旅客や航空会社に課す料金を段階的に引き上げ、4ターミナルの改修と運営コストの増加に対応する3億Sドル規模の改善計画を資金調達する。現在、出発旅客が支払う費用は65.20Sドルですが、2027年4月から段階的に上昇し、2030年4月には79.20Sドル（約21％増）になる。乗り継ぎ旅客向けの料金も倍以上に引き上げられる予定という。
 
　さらに、チャンギ空港グループ（CAG）は、10年代から使用される重要なシステムや設備の更新が必要だと述べています。これらの改善は利用者増に対応し、空港の効率を維持するためとされている。
 
　CAGは料金引き上げに関する業界団体や主要航空会社と協議を重ね、来年4月から9月までの6ヵ月間、着陸料・駐機料・乗降ブリッジ使用料の増加分に対して50％のリベートを提供する予定である。
 
　この料金引き上げにより運賃上昇が予測されますが、CAGはインフラ整備により将来の需要に応えるとし、他空港との競争力も強化すると説明している。