TEL第4段階区間で無料試乗体験、6月21日に実施

　シンガポールのトムソン・イーストコーストライン（TEL）の第4段階が6月23日に開通する前に、一般公開が6月21日に行われ、7つの新駅で無料のMRT試乗体験が提供されるという。新駅はTanjong Rhu、Katong Park、Tanjong Katong、Marine Parade、Marine Terrace、Siglap、Bayshoreの7駅。
 
　シンガポール陸上交通庁（LTA）は6月10日に声明を発表し、6月21日の正午から午後9時まで、一般の人々が電車やバスでこれらの駅にアクセスできると発表した。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ駅からTanjong Rhu駅までは8分間隔の無料シャトルトレインサービスが運行される。
 
　シャトルトレインに乗るには、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ駅で降り、コンコースレベルで運賃ゲートを通過し、有料乗車を終了した後、案内標識に従ってシャトルトレインプラットフォームに向かう。また、サークルラインのスタジアムMRT駅から徒歩でTanjong Rhu駅にアクセスする方法もある。バスでは11、30、158番のサービスが新駅周辺に停車する。
 
　LTAは、公開中に全ての新駅で様々なゲームやアクティビティが行われると発表した。特に、Marine Parade駅ではTELトレインシミュレーターで運転手体験ができる「Friends of Land Transport」ブースが設置される。また、「Thoughtful Bunch」との交流セッションも予定されていて、彼らの特別ダンスパフォーマンスが午後6時からMarine Parade駅で行われる。
 
　さらに、Marine Terrace駅では「Caring SG Commuters」ブースが設置され、移動に困難を抱える人々を助ける方法や公共交通機関をより包括的にするための取り組みについて学ぶことができる。6月21日にはMarine Parade駅のポップアップストアで、TEL第4段階の開通を記念した限定商品も販売される。
 
　6月23日以降、Woodlands NorthからBayshore駅までの列車は、ピーク時には3分間隔、オフピーク時には6分間隔で運行される。LTAと運営者のSMRTは、運行状況に応じて適宜調整を行う予定という。
 
　このイベントには、多くの地元住民や利用者が参加を予定しており、新しい区間の開通を祝う。第5段階のBedok SouthとSungei Bedok駅は2026年に開通予定という。