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社会

2024年5月3日

STエンジニアリング、公共バス車両アップグレード、1億7,500万Sドル以上の契約

 シンガポール・テクノロジーズ・エンジニアリング(STエンジニアリング)の都市ソリューション部門は、シンガポール陸上交通局(LTA)から、同局の車両管理システム、運賃徴収、電力・通信システムの技術をアップグレードするため、1億7,500万Sドル(約199億円)以上の契約を獲得した。
 
 インフラのアップグレードは2024年第2四半期から順次実施され、2027年までに完了する予定であり、約5,800台の公共バスが対象となる。
 
 STエンジニアリングは、この取り組みをLTAと公共交通機関事業者の運用効率向上に不可欠なものと捉えており、それがバス利用者にとってのサービスと旅行体験の向上に繋がると考えている。
 
 技術のアップグレードには、クラウドベースのアーキテクチャで動作し、電気バスおよび充電インフラ機能と統合される新しいバス車両管理システムが含まれる。
 
 現在バスのキャプテンが使用している2つの別々のディスプレイに代わり、新しい運賃収受装置は5Gネットワークで動作し、運賃収受と車両管理の両方のアプリケーションを組み合わせた単一の統合ディスプレイを特徴とする。
 
 バスには中央接続箱が設置され、電力と信号の分配が改善される。
 
 また、新しい5G対応バス送信機システムにより、車両とバックエンドシステム間のより高速で信頼性の高いデータ交換が可能になる見込みだ。
 
 今回の技術アップグレードは、システムの接続性と機能性を強化し、通勤客と交通エコシステムに利益をもたらすだけでなく、将来の革新への道を開くことだと、STエンジニアリングのアーバン・ソリューション社長であるチュー・メン・レオン氏は述べた。

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