2024年4月11日
高金利を売り物にした定期預金詐欺、被害額は65万Sドル
高金利の定期預金制度を宣伝する一連の詐欺で、1月以来少なくとも12人の被害者が出ており、被害額は65万Sドル(約7,340万円)に達している。
警察は4月11日の声明で、被害者は+65で始まる見知らぬ番号を使った詐欺師からSMSを受信している。そのメッセージは銀行を装い、登録期間が限定された高金利の定期預金制度を被害者に勧めるものだったと述べた。
被害者にはSMSに記載された番号に連絡するよう指示され、連絡すると、詐欺師は銀行の代理店を装い、職員証などの不正な身分証明書を提示する。
その後、詐欺師は「プロモーション」に申し込むという名目で被害者の個人情報を要求し、被害者の名前で新しい銀行口座が登録される。場合によっては、詐欺師は偽造した銀行取引明細書を被害者に送りつけ、被害者名義の新しい銀行口座が作られたと信じ込ませるという。
被害者は、これらの口座に入金や送金をするよう指示される。詐欺師は、その口座は「口座を作る前に資金を預かる」ためのものだと主張したり、「アクティベーション期間」があると嘘をついたりして、口座を確認するのを思いとどまらせる。
被害者が詐欺に気づいたのは、銀行アプリケーションにログインし、システム記録に変更が加えられていないことを確認してからである。
銀行に直接確認したところ、被害者が振り込んだ口座は別の個人のもので、被害者のために作られた定期預金口座ではなかったことが判明する。
警察は、犯罪に関する情報の提供を警察ホットライン(1800-255-0000)もしくは、オンラインで受け付けている。
また、一般市民は、こちらのサイトを参照するか、詐欺対策ヘルプライン(1800-722-6688)に電話することもできるという。