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社会

2024年4月9日

ニンジャバン刺身などの生鮮食品配達

 地元のエクスプレス・ロジスティクス会社であるニンジャバンは、小包やその他の典型的なオンライン注文の配送に加え、新鮮な果物や刺身のような冷蔵を必要とする商品の輸送にもサービスを拡大している。
 
 この取り組みは、4月8日にタングリン地区に近いKay Siang Roadの本社で行われたプレスイベントで発表されたもので、創業10周年を記念した同社の拡大計画の一環である。
 
 ニンジャバンは、配送のサイズに応じて、小型バンまたはフルサイズの冷凍トラックに積み込むクーラーボックスを使用する。
 
 コールドチェーン・ロジスティクスとして知られる、マイナス25℃から4℃の温度で製品を輸送する方法だが、ニンジャバンは、食品や製薬業界向けの既存のソリューションよりも安価で優れた輸送が可能だと考えている。これは、既存のeコマース・ロジスティクス事業の規模を活用したもので、同社は1,000台近い車両でシンガポール全土に毎日10万件の配送を行っている。
 
 ニンジャバンによると、その規模とサービス範囲により、同社はポイント・ツー・ポイントの配送を行うのではなく、そのような商品を輸送するために1回の移動で複数の場所に行くような、配送のクラスター化が可能になるという。 
 これにより、サービスのコストを下げることができる。
 
 ニンジャバンの最高経営責任者で共同設立者のライ・チャンウェン氏は、消費者に新鮮な刺身を「Eコマースに近い価格で」届けることができる。シンガポールとマレーシアでコールドチェーン物流サービスを開始しており、約20の事業者が参入している。最終的には、このサービスが同社の収益の10%、総利益の50%に貢献すると見込んでいると述べた。
 
 また、企業の店舗補充を支援するサービスの開始も発表された。このサービスでは、店舗に送られる在庫の量を少なくすることができ、再入荷の頻度も選べるため、企業はより柔軟に対応できる。
 
 ニンジャバンの広報担当者によると、これは、企業が店舗に在庫を置くスペースをより少なくできることを意味する。
 
 ニンジャバン・シンガポールのカントリー・ヘッドであるレイ・チョウ氏は、新サービスによって、同社は顧客から発送の手間を省くだけでなく、「物流の最適化によって顧客に大幅な節約をもたらす」と述べた。
 
 アリババ・グループ・ホールディングを支援企業に持つニンジャバンは3月、収益性が改善するまで株式上場計画を保留すると発表した。

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