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社会

2024年3月28日

シンガポールの紫外指数が極端な水準に達している

 3月27日午後、紫外線(UV)指数が極端なレベルに達したため、日焼け止めを多めに塗り、傘や帽子を常備するよう、シンガポール国家環境庁(NEA)が勧告した。
 
 シンガポールのUV指数は、同日午後12時15分に11を記録し、初めて極端なレベルに達した。
 
 午後2時15分までに、UV指数は10まで下がったが、これはまだ非常に高い数値であり、日焼け対策が必要である。午後4時以降、UV指数は中・低レベルに下がった。
 
 午後2時ごろの気温は31.1度から35.7度で、パヤレバーで最高を記録した。
 
 UV指数は地表の太陽紫外線のレベルを表し、最大値は15である。
 
 数値が高ければ高いほど、皮膚や目に有害な影響を及ぼす可能性が高くなるという。
 
 UVインデックス測定値が11以上は極端とみなされ、8から10は非常に高いとみなされる。NEAは、UVインデックス測定値がどちらかの帯域にある場合、日焼けに対する特別な保護を勧告している。
 
 日なたに出る人は、日傘をさしたり、帽子やサングラスをかけたり、もしくは、2時間おきにSPF30以上の日焼け止めを塗るなど紫外線から身を守る必要があるとNEAはウェブサイトの勧告で述べている。
 
 NEAによると、雲の少ない日の午前11時から午後3時の間は、紫外線指数が非常に高く、極端なレベルに達するのが一般的だという。2月、3月、4月、9月が最も紫外線量が多い傾向にあるという。
 
 紫外線指数はチャンギ気象台で測定され、午前7時から午後7時の間に1時間ごとに報告される。
 
 紫外線レベルは、時間帯、季節、緯度、雲量、オゾン濃度によって異なる。
 
 オーストラリアの癌評議会によれば、紫外線レベルは涼しい日でも暑い日と同じくらい高くなる。
 
 3月27日に紫外線が極端なレベルに達したとしても、熱ストレスのレベルは低から中の間であった。熱ストレスは、湿度、気温、風速、日射の影響を考慮したものである。
 
 3月23日に発表された年次気候評価報告書の中で、シンガポール気象庁は、2024年はシンガポールで4番目に暖かかった2023年よりもさらに暑くなる可能性があると述べた。
 
 今年は、2023年後半にシンガポールに到達したエルニーニョと呼ばれる気候現象の影響が長引き、東南アジアでより暑く乾燥した天候を引き起こすため、よりうだるような暑さになると予測されている。

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