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社会

2024年3月1日

Ritual Gym、全4店舗を突然閉鎖

 2月29日、Ritual Gymの会員は、このブティック・フィットネスが「会社を仮清算に入れた」ので、シンガポールの全4店舗を突然閉鎖するとの発表に驚きを隠せなかった。
 
 パーソナルトレーナーのイアン・タン、総合格闘技選手のブラッド・ロビンソン、テレビ司会者のオリペティグルーによって2013年にスタートしたリチュアルは、30分の高強度インターバルトレーニング(HIIT)ワークアウトを提供する世界初のフィットネスジムとして注目されていた。
 
 会員に送られたEメールの中でリチュアル・チームは、残念ながら、事業を継続するための最善の努力にもかかわらず、私たちは事業を閉鎖することを決定し、シンガポールのすべての店舗での営業を停止した。会社を仮清算に入れたが、できるだけ早く再開させる方法も模索していると述べている。
 
 またKodaMentha Pte Ltdが仮清算人に任命されたという。
 
 会員向けのプロモーションも、閉鎖当日まで行われていたし、ウェブサイトはまだ開設されているが、フェイスブックのページにはアクセスできず、インスタグラムのアカウントは非公開となっている。
 
 ジムはホランド・ビレッジ、オーチャード・ロード、ティオン・バル、ジュ・チャットにあり、会員価格は月219Sドル(3ヵ月無制限、ピーク時間外)、10回349Sドルからであった。
 
 8月14日にフェニックス・フィットネス、5月にハウス・アスレチックスとUFCジムが閉鎖されている。
 
 2023年9月、シンガポール消費者協会(CASE)は、消費者が今年最初の6ヵ月間にジムやフィットネスクラブのパッケージの前払い金2万Sドル以上を失ったと報告した。
 
 同協会のメルビン・ヨン会長は当時、突然の廃業で前払い会員権の代金を回収するのは一般的に困難であるため、消費者は短期の会員権や利用ごとの支払いオプションを検討すべきだという。

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