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経済

2024年2月16日

シンガポール料理レストランがロンドンにオープン

 シンガポール料理のレストランがロンドンにオープンした。メニューはラクサやバクチョーミーやデザートにはカラフルなクエ・ラピスやクエ・サラットがある。
 
 飲み物もシンガポール風でロブスタ種のコーヒー豆を使ったコピC、カクテルは、自国産の2社のスピリッツが使われているものを注文できる。。
 
 2月15日に場所はロンドンソーホー地区のシャフツベリー・アヴェニューにオープンした。
 
 イギリス人は足を運んでくれるだろうか。シンガポール人のオーナー、エレン・チューさんは、2008年にロンドンで最初のレストラン、ラサ・サヤンをオープンしたとき、誰もシンガポール料理というものを知らなかったが、Covid-19以降、ここにはたくさんの小さな独立系レストランがオープンしている。本物のベトナム料理やアフリカ料理があるので、同じようにシンガポール料理は気に入ってもらえると思うという。
 
 ストーリーテリングが重要だと彼女はいう。バクチョーミーのキノコがどのように何時間も煮込まれるのか、シンガポール料理が中華料理だけではないことなどをいかに伝えるか。メニューにはラクサの入門書があり、ミー・キア、ミー・ポックなどの説明が書かれている。
 
 同レストランは、エンタープライズ・シンガポール(EnterpriseSG)、シンガポール・ブランド・オフィス、シンガポール政府観光局(STB)、シンガポール・グローバル・ネットワークといった政府機関の支援を受けている。
 
 EnterpriseSGのアシスタント・チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(ライフスタイル&コンシューマー担当)のジーニー・リム氏によると、イギリスはシンガポールの食品メーカーにとって重要な市場である。
 
 シンガポールの食品メーカーが生み出す売上の60%以上は海外からのものであり、イギリスは、食品・飲料産業で約3,100億USドル(4,180億Sドル)の売上高があるという。
 
 EnterpriseSGが同レストランとの提携を決めたのは、このレストランのコンセプトがシンガポール・ブランドを英国人や観光客などに広めるチャンスになるとリム氏はいう。ブランドは新しい市場でのテストをする機会になり、レストラングループはブランドの販売業者と潜在的なバイヤーを結びつける手助けができるという。
EnterpriseSGが支援したその他の食品とライフスタイルのプロジェクトには、ニューヨークの2つがある。

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