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社会

2023年12月22日

食肉を違法輸入し、無許可で冷蔵倉庫を経営していた男に罰金刑

 シンガポール食品庁(SFA)によると、Viet-Sin Groceryの個人経営者であるTeh Kiap Kang氏は12月20日、無許可で3回にわたり2店舗の冷蔵店舗で販売した、肉や魚介類を違法に輸入したとして罰金3万6,000Sドル(約390万円)を科せられた。
 
 2022年4月26日、SFA職員がGambas Crescentの冷蔵倉庫で約1,784kgの違法輸入品を発見した。さらに1,240kgが2023年3月15日にウッドランズ・クローズの別の無許可施設で発見された。どちらの冷蔵倉庫もViet-Sin Groceryに関連していた。
 
 SFAはまた、2023年11月1日にWoodlands St 31にあるViet-Sin Groceryが運営する食料品店で約37kgの食肉製品の詰め合わせを発見した。調査の結果、これらの製品は有効なライセンスを持たずにベトナムから輸入されたもので、 
 SFAが認定していない供給元からのものであることが判明した。製品はすべて没収された。
 
 認可を受けていない施設での食肉や魚介類の違法保管は、深刻な食品安全リスクをもたらすとSFAはいう。保冷庫の運営には有効なライセンスが必要で、SFAはこれらの施設が衛生・安全基準を満たしているか定期的に検査している。
 
 認可されていない供給元から違法に食肉製品を輸入したり、食肉や魚介類を無許可の冷蔵倉庫に保管したり、販売または供給しているところを摘発された場合、最高5万Sドル(約540万円)の罰金と2年以下の懲役が科せられる。また再犯者は最高10万Sドルの罰金と最高3年の懲役刑に処される可能性がある。

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