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社会

2023年9月21日

ラッフルズ・ホテルとカペラ、「第1回世界のベストホテル50」にランクイン

 シンガポールの2つのホテルが「第1回世界のベストホテル50」に選ばれた。
 
 シンガポールの歴史あるラッフルズ・ホテルは17位、セントーサ島の高級リゾートホテル、カペラは28位に選ばれた。結果は火曜日夜(シンガポール時間水曜日朝)にロンドンで行われた授賞式で発表された。
 
 イタリアのコモ湖畔のホテル、パッサラクアが首位に輝き、ローズウッド香港とフォーシーズンズ・バンコク・アット・チャオプラヤ・リバーがそれぞれ2位と3位に入った。
 
 これは、イギリスのメディア企業であるウィリアム・リードが実施したもので、同社は「世界のベスト・レストラン50」や「世界のベスト・バー50」といった飲食中心のリストも手がけている。旅行分野への進出は今回が初めてである。
 
 「世界のベストホテル50」は、9人のアカデミー委員長を中心に、580人の世界のホテル経営者、旅行ジャーナリスト、教育者、高級旅行者からなる「世界のベストホテル50アカデミー」の投票によって選ばれる。
 
 人里離れたブティックから広大なラグジュアリービーチリゾートまで、世界中のあらゆるホテルが選考対象となる。
 
 投票者は、レセプションでの最初のコンタクトポイントから、客室とそのアメニティ、ホテルのレストランやバーのサービス、そしてチェックアウトに至るまでのすべてを考慮するよう求められている。
 
 その後、各アカデミー・メンバーは、2023年4月までの2年間の投票期間中に体験した滞在に基づき、ホテルを好み順に7票を投じる。
第1回目となる今回は、6大陸35都市のホテルが評価対象となった。
 
 アジアのホテルが好調だった。トップ10だけでもアジアから6軒のエントリーがあった: ザ・アッパーハウス(香港、4位)、アマン東京(日本、5位)、ソネバフシ(モルディブ、7位)、マンダリン・オリエンタル・バンコク(タイ、10位)、そしてローズウッド香港とフォーシーズンズ・バンコク・アット・チャオプラヤ・リバーだ。
 
 136年の歴史を誇るラッフルズ・ホテルは、100周年を迎えた1987年に国家記念物に指定され、名高いロング・バーのような象徴的な施設がある。
 
 約2年の改装を経て2019年8月に再オープンし、115室のスイートと、有名フランス人シェフ、アンヌ=ソフィー・ピックによる「ラ・ダム・ド・ピック」やシンガポール人シェフ、ジェレミー・レオンによる「yi」など、多数のダイニングオプションを備えている。
 
 ラッフルズ・シンガポールのマネージング・ディレクター、クリスチャン・ウェストベルド氏は、常に適切に進化し続ける体験を提供する私たちの世界的に有名なサービスが、シンガポールの海を越え、世界のベストホテル50に認められていることは、私たち全員の大きな誇りであると述べた。
 
 2009年3月にオープンしたカペラは、セントーサ島の12haの熱帯雨林の中に位置し、112室の広々としたゲストルーム、スイート、ヴィラのほか、2つのコロニアル様式の邸宅や敷地内を歩き回る孔雀の群れを有している。
 
 カペラ・ホテル・グループ社長のクリスティアーノ・リナルディ氏は、カペラ・バンコクは11位、カペラ・シンガポールは28位にランクインしており、今後も旅行者の皆様に、私どものホテルが立地する隠れた名所や活気ある地元の文化を体験していただきたいと願っている。私たちはまた、ラッフルズブランドの旗を高く掲げるだけでなく、世界的な舞台でシンガポールを代表することを誇りに思う。私たちは、シンガポールのホテル・チームがその優れたサービスとホスピタリティに対する情熱で評価されたことにも同様に感激していると述べた。

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