2023年9月12日
7月の流通業売上高7%増、22ヵ月連続プラス
マレーシア統計局が9月11日発表した2023年7月の流通業売上高は、前年同月比7.2%増の1397億7860万リンギ(約4兆3700億円)だった。
前年同月を上回るのは22カ月連続で、金額は過去最高を更新。新型コルナウイルス禍からの経済回復や物価の上昇を受けて拡大が続いている。
売上高の内訳は、◆卸売り=5.7%増の630億9330万リンギ◆小売り=5.5%増の596億8000万リンギ◆自動車販売=20.5%増の170億530万リンギ――だった。卸売りは3カ月連続で過去最高額を更新。食品などの堅調な伸びが続いている。自動車は前年同月に低調だった反動で増加率が高かった。車両販売額が2カ月ぶりのプラスに転じたほか、修理と部品販売が共に2割のプラスを維持した。
7月の流通業販売量指数の上昇率(前年同月比)は5.4%で、22カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り=6.6%◆小売り=2.7%◆自動車販売=20.4%――だった。自動車販売は3カ月連続のプラスとなる。
(提供:亜州ビジネスASEAN)