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2023年7月28日

観光客向けJRパス、10月1日より最大50%値上げへ

 ジャパン・レール・パス(JRパス)が、10月1日から最大50%値上げされる。
 
 この発表は、運輸当局が4月に全国共通乗車券の価格を10月から60%以上値上げすると発表したことに続くものである。
 
 人気の高い東京、長野、東北地方をカバーするJR東日本とJR東海の料金が最も高くなる。
 
 例えば、関東・東北地方をカバーするJR東日本東北エリアパスは、20,000円(189Sドル)から30,000円へと50%値上げされる。この5日間パスは、新幹線を含むJRの列車とJRバスが乗り放題となる。
 
 JR東京ワイドパス3日券も10,180円から15,000円に47%値上げされる。
 
 名古屋と高山、大阪と金沢を結ぶ5日間の高山・北陸エリア周遊パスは、現行の14,260円から39%アップの19,800円となる。
 
 JRグループは7月26日(水)、パスの対象路線を拡大し、自動改札機を導入するため、料金を改定すると発表した。また、一部のパスの予約席数を増やすという。
 
 運輸当局はさらに、パス保持者は特定の店舗での割引など、一定の特典を受けられると付け加えた。
 
 一方、JR西日本、JR九州、JR北海道の値上げはそれほど大幅ではなく、北海道レールパス5日間が19,000円から20,000円に5%値上げされる。
 
 また、姫路や奈良などの人気観光地を巡る関西広域5日間パスは、現行の10,000円から20%アップの12,000円となる。
 
 4月、JRグループは全国パスの値上げを発表し、多くの旅行者に衝撃と失望を与えた。
 
 10月1日からは、JR全線を7日間カバーする大人1人用のパスは5万円となり、現行の2万9,650円から68.6%値上がりする。
 
 14日間パスは現在の47,250円から80,000円になる。
 
 新全国パスでは、最速の「のぞみ」と「みずほ」の乗車も可能で、乗車距離に応じて追加料金がかかる。例えば、東京から京都までの追加乗車料金は4,180円となる。
 
 6歳から11歳までの子供の料金は、大人パスの半額となる。
 
 現行のJRパスは9月30日まで販売されるという。
 
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