S・イスワラン運輸相、CPIB捜査に協力

　S・イスワラン運輸相は、汚職捜査局（CPIB）が摘発した事件の捜査に協力している。
 
　7月12日（水）の声明で、CPIBは、大臣が同局の事情聴取を受けていることから、この件に対して国民が関心を示していることは理解しているとしたうえで、捜査が進行中であるので、これ以上の詳細を伝えることはできない。CPIBは、事実と真実を明らかにして、法の支配を守るために、強い決意でこの件を徹底的に調査すると述べた。
 
　リー・シェンロン首相は別の声明で、7月5日にCPIB長官から本件について説明を受け、正式な調査を開始することに同意を求めたと述べた。これには、貿易関係担当大臣でもあるS・イスワラン氏らへの事情聴取が含まれる。
 
　7月6日にCPIB長官に同意を与え、7月11日（火）に正式な捜査が開始された。イスワラン大臣は現在、CPIBの捜査に協力している。捜査が完了するまで休暇を取るように指示したと述べた。
 
　イスワラン大臣が不在の間、チー・ホン・タット上級国務大臣が運輸大臣代理を務めるという。
 
　また、CPIBは声明の中で、シンガポールは汚職に対してゼロ・トレランス・アプローチをとっている。CPIBは恐れも好意もなくすべての事件を捜査し、汚職行為に関与するいかなる関係者に対しても躊躇なく行動を起こすと述べている。