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経済

2023年5月3日

3月の失業率1.8%、8年ぶり低水準

 シンガポール人材開発省(MOM)の発表によると、2023年3月の失業率(速報値、季節調節済み)は1.8%だった。前月から0.1ポイント低下し、15年3月以来、8年ぶりの低水準を記録。外国人メイドを除く就業者の数は第1四半期中に3万4,500人増えた。
 
 3月時点の就業者数は365万9500人(外国人メイドを含むと393万3,700人)だった。就業者数は製造業で3,200人増、建設業で9,200人増、サービス業で2万1,800人増とそろって拡大。製造業と建設業の増加は6四半期連続、サービス業は7四半期連続となる。
 
 全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5%、6月に2.8%と上昇し、9月は3.5%と04年6月以来の高水準を記録した。その後は低下傾向にあり、22年の年間平均は2.1%だった。ただ今後は上昇すると同省は予測している。輸出の低迷で労働需要の伸びが鈍化する見通しという。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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