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経済

2023年5月3日

製造業景況感、4期ぶりプラスに

 シンガポール経済開発庁(EDB)が発表した2023年4〜9月期の製造業景況感指数は、プラス2%だった。プラスは4期ぶりで、前期(23年1〜6月期)のマイナス25%から好転。中国のゼロコロナ政策解除や、在庫の縮小、供給網の改善などが好感された。
 
 指数は業況が「改善する」と回答した企業の割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。今回の調査は3〜4月に製造業422社を対象として実施し、回答率は90%だった。
 
 業種別では、6業種のうち主力の電子(プラス7%)など3業種がプラス。電子では半導体の在庫調整が進んだことで需給改善への期待が高まった。ほか、輸送エンジニアリング(プラス50%)では、旅行需要の回復で航空産業の業況改善が見込まれている。化学(プラス4%)は中国の経済活動の活発化に対する期待が高まった。
 

サービス業はプラス4%に上昇


 シンガポール統計局が発表した23年4〜9月期のサービス業景況感指数はプラス4%となり、9期連続のプラスだった。プラス幅は前期(23年1〜6月期、プラス3%)から拡大。全11業種のうち6業種がプラスで、観光回復への期待から宿泊(プラス21%)などのプラス幅が大きかった。
 
 指数は製造業と同様に業況が「改善する」と回答した割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。調査は3〜4月にサービス業の約1500社を対象として行われた。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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