2023年4月7日
日本金属のジョ州工場、ステンレス鋼帯切断機を増設
日本金属は4月6日、ジョホール州のコイルセンターで6月に3機目となるステンレス鋼帯切断機を新設すると発表した。東南アジア、インドへの販売拡大を図るほか、品質を向上させる。
タイ法人と連携したBCP(事業継続計画)体制の強化にもつなげる。
工場は現地法人の日本金属マレーシアが操業。既存の1号機と2号機に比べ高品質な切断が可能な新たな機械を導入する。来年末〜2025年に立ち上げられるガソリン車の燃料噴射部品用途材の受注を獲得しており、東南アジアへの集約が進むガソリン車向け内燃機関部品の拡販を目指す。また、中国・米国向けのエアシリンダーでシェア拡大を図るほか、医療関連やCASE(つながる、自動運転、シェアリング、電動化)関連、半導体関連などの新規受注にも力を入れる。
日金マレーシアは国内やシンガポール、インドネシアを中心に冷間圧延ステンレス鋼帯を供給。インドでの販売拡大に向けた活動にも取り組んでいる。
(提供:亜州ビジネスASEAN)