2023年1～3月期の観光客数は290万人超、Covid-19以前の62%に回復

　2023年第1四半期にシンガポールに入国した観光客は290万人を超え、Covid-19以前の約62％を記録したと、シンガポール観光局（STB）が4月5日（水）に発表した。
 
　2019年第1四半期の観光客は470万人であった。
 
　また、入国した人々の滞在日数は平均3.97日と、2019年の3.34日よりも長くなっている。
 
　シンガポール観光局（STB）と情報通信メディア開発庁（IMDA）が提携し、シンガポールのさらなる魅力をアピールするため、1,000万Sドル（約9億9,740万円）の「Singapore Onscreen Fund」が創設される。
 
　地域やグローバルなネットワークを持つ一流のメディアコングロマリット、主要なストリーマー、制作スタジオがファンドへの応募を受ける。
 
　2018年のハリウッド映画『クレイジー・リッチ！』、韓国ドラマ『リトル・ウーマン』、HBOの『Food Affair with Mark Wiens』は、世界の視聴者の間でシンガポールをトップオブマインドにしているブランデッドエンターテインメントの例である。
 
　2023年1月、STBは、2023年のシンガポールへの国際観光客到着数が1,200万人から1,400万人に達する見込みであると発表した。
 
　観光による収入も180億Sドル（約1億8,000万円）から210億Sドル（約2億1,000万円）に上昇すると予想される。
 
　2019年、シンガポールは過去最高の1,910万人の訪問者と277億Sドル（約2億7,600万円）の売上を記録した。