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社会

2023年3月30日

2025年から、ディズニー・クルーズ船が出航

 シンガポール政府観光局(STB)とディズニー・クルーズ・ラインが5年間の業務提携契約をしたことにより、2025年からディズニープリンセスとマーベル・スーパーヒーローを乗せた新しいクルーズ船がシンガポールに寄港することになる。
 
 この船は、シンガポールに寄港するクルーズ船としては最大で、ディズニー船隊の中でも最大の船となる見込みと、3月29日(水)の記者会見でS・イスワラン貿易担当大臣は述べた。
 
 ディズニーにとって8隻目となるこの船は、6,000人の乗客と2,300人の乗組員を乗せるという。
 
 ディズニー社とSTBはプレスリリースで、5年の間に、飛行機で来星するフライクルーズ客を含む「数百万人の国内外クルーズ客」を追加する可能性があると述べた。
 
 また、本船は低排出ガス燃料であるグリーンメタノールで航行する予定である。
 
 この船の建造は、過去3隻のディズニー・クルーズ船を建造しているドイツの造船会社Meyer Werft社が引き受ける。
 
 サンズ・エクスポ&コンベンション・センターで行われた記者会見で、S・イスワラン氏は、この地域は「東洋のカリブ海」と評されていてクルーズ観光にとって大きな可能性を秘めているので、ディズニーは東南アジアで最初の船をここシンガポールに置くと決めたと述べた。
 
 2017年、STBはThe Walt Disney Company South-east Asiaと3年間のパートナーシップを結んで、シンガポールにテーマ別のイベントやアクティビティを導入した。
 
 The Walt Disney Companyの子会社であるディズニー・クルーズ・ラインは、現在、カリブ海、ヨーロッパ、オーストラリアなどで5隻の船を運航している。
 
 2022年、STBはシンガポールのクルーズ産業が2023年から2024年にかけて、パンデミック前の水準に戻ると予想していると述べていた。
 
 2019年、シンガポールのクルーズ旅客数は180万人を超え、30ブランド400隻以上のクルーズ船が寄港していた。

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