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経済

2023年2月27日

ジュエル・チャンギ空港、入場者数増加、小売売上高が過去最高となる

 Covid-19の影響で航空業界は麻痺し、地元の買い物客も遠のいたため、ここ2年間は売り上げが低迷していた、ジュエル・チャンギ空港に輝きが戻ってきた。
 
 パンデミック規制の緩和と海外旅行の再開により、商業施設は力強く回復し、2022年の入場者数は2021年と比較して2倍以上になったとジュエル・チャンギ空港開発の最高責任者ジェームズ・フォン氏は述べた。
 
 2022年のクリスマスには34万5,000人近くがモールを訪れ、2020年以来、最高の数字を記録した。また、2022年12月のジュエルでの小売売上は、同年の最も好調だった2019年12月より8%高かったという。パンデミック以前、ジュエルには毎日約30万人の来客があった。
 
 2022年のジュエルでは、Coach、Foot Locker、Nike、Pokemon Centre Singaporeなどの小売店及び、Beauty In The Pot、Burger & Lobster、Jumbo Seafood、Shake Shackなどの飲食店が売上上位に名を連ねている。
 
 また、130室の「Yotelair at Jewel」の稼働率が上昇したことを挙げられる。2022年4月から12月までの同ホテルの稼働率は95%以上となり、2019年の同時期を上回った。
 
 ジュエルは引き続き地元の観光客が大きな割合を占めており、チャンギ空港の旅客数の増加に伴い、外国人観光客数も増加すると予想している。特に中国などの主要市場も渡航制限を緩和し始めているため、回復に勢いがつき、明るい見通しを予感させるとフォン氏は述べた。
 
 ジュエルは、今後モールの4階にウェルネスクラスターを設置し、フィットネス、スパトリートメント、健康診断などを定期的に提供する予定という。
 
 また、2024年はジュエルが5年目を迎えることもあり、盛大なキャンペーンを予定している。

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