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社会

2023年2月17日

ホーカーチェーン、禁煙者にバウチャーを提供

チキンライスやラクサを販売するホーカーチェーンで、喫煙者の禁煙を減らすためのバウチャーの提供をはじめた。
 
2月28日(火)まで、喫煙者はOK Chicken RiceまたはHumfull Prawn Laksaのチェーン店で、禁煙を行うことを約束して、QRコードをスキャンする。
 
禁煙を約束した人は、30Sドル(約3,000円)分のクーポン券を10枚受け取り、各5枚、それぞれのチェーン店で使用することができるという。
 
6ヵ月後には、追加で10枚、30Sドル分のクーポン券が渡される。これは信頼に基づいて発行されるもので、本当に禁煙していることを証明する必要はない。
 
オーナーのダニエル・タン氏は、ネット上の評判とは裏腹に、シンガポールのほとんどの人が禁煙している。シンガポール人の多くは親切で、ごまかしたりしないという。
 
ダニエル氏は、以前にも同様のキャンペーンを実施したことがあり、2020年のCovid-19時には、医療従事者に無料で食事を提供した例もある。
 
今回のキャンペーンは、ローレンス・ウォン副首相が2月14日の予算演説でタバコの物品税の引き上げを発表したことを受けてのものという。
 
QRコードをスキャンして、喫煙者は自分の情報を記入する。6ヵ月後、第2弾のクーポン券が郵送される前に、チェーン店の担当者から連絡があり、詳細が確認される。
クーポン券の最低購入金額の設定はないが、一度に使用できるのは1枚のみで、ダイニングインにのみ使用ができる。
 
アウトレットで一番安い料理は、チキンライスの小皿で3.80Sドル(約380円)、ザルガイ入りラクサのボウルで4.50Sドル(約450円)である。
 
すでに何人かから問い合わせが来ているというが、これまでの登録者数は明らかにされていない。

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