シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP1〜9月の投資認可額、2.5%増の1937億リンギ

経済

2022年12月19日

1〜9月の投資認可額、2.5%増の1937億リンギ

 

 
 マレーシア投資開発庁(MIDA)が12月15日発表した2022年1〜9月の投資認可額は、前年同期比2.5%増の1,937億150万リンギ(約6兆円)だった。国内直接投資(DDI)が16.3%減る一方、外国直接投資(FDI)が14.6%増加。認可件数は22.1%減の2,786件で、雇用創出は14.9%増の9万8,414人が見込まれる。
 
 FDIは国別で中国の492億リンギが最多。これに米国(169億リンギ)、オランダ(165億リンギ)、ドイツ(92億リンギ)、シンガポール(87億リンギ)が続いた。
 
 FDIとDDIを合わせた産業別の投資認可額は、サービス業で6割増える一方、製造業で4割減少。製造業は前年同期に大型事業が認可された反動があり、FDIが大きく落ち込んだ。
 
 製造業の業種別認可額は電気・電子が226億リンギで最大。大型事業では、◆韓国電池大手のサムスンSDIによる電気自動車(EV)向けなどの電池セル生産=投資額60億リンギ、ヌグリスンビラン州◆米中合弁のTF-AMDマイクロエレクトロニクス(ペナン)による半導体の生産=投資額20億リンギ、ペナン州◆フェローテックホールディングスによる金属加工やロボット組み立て、石英・セラミックス加工製造=ケダ州――などがあった。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP1〜9月の投資認可額、2.5%増の1937億リンギ