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経済

2022年12月16日

GDP成長率予測、3.6%に上方修正

 シンガポール金融管理庁(MAS)が発表した2022年12月版の民間エコノミスト調査によると、22年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比3.6%だった。前回調査(22年9月)から0.1ポイント上がった。一方、23年は1.8%と、減速が予測されている。
 
 今回のアンケート調査はエコノミストとアナリストの25人を対象に11月23日に送付。21人から回答を得た。22年の成長率予測は全産業でプラスとなり、最も伸びが高いのは宿泊・外食サービスの10.3%。これに建設業が5.8%、卸小売りが3.6%、製造業が3.0%、金融・保険業が2.2%で続いた。建設業と卸小売りは前回調査の4.6%、2.3%からそれぞれ上昇。一方、宿泊・外食サービスは前回の13.8%、製造は5.5%、金融・保険業は2.5%からそれぞれ下がっている。
 
 22年の予測はほか、◆輸出額(石油と再輸出を除くNODX)伸び率=5.4%(前回7.3%)◆個人消費伸び率=9.5%(同8.9%)◆インフレ率=6.1%(5.7%)◆失業率=2.1%(2.0%)――などだった。
 
 23年は輸出額伸び率がマイナス0.5%と前年割れに転じ、製造業の成長率は0.3%にとどまる見通し。インフレ率の予測は5.2%だった。
 
 なお貿易産業省によると、21年のGDP成長率は前年比7.6%だった。22年は第1四半期が前年同期比3.7%、第2四半期が4.5%、第3四半期が4.1%となっている。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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