2022年12月9日
10月の失業率2.0%、2ヵ月ぶり低下
シンガポール人材開発省(MOM)の発表によると、2022年10月の失業率(季節調節済み)は2.0%となり、前月を0.1ポイント下回った。低下は2ヵ月ぶり。新型コロナウイルス禍から経済が回復に向かい、労働力不足が伝えられる中、低水準で推移している。
失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると2.8%となり、前月から0.1ポイント低下。シンガポール人限定では0.1ポイント下げて3.0%だった。失業者数はシンガポール人とPR保持者が6万7700人、シンガポール人限定では6万800人だった。
全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5%、6月に2.8%と上昇し、9月の3.5%は04年6月以来の高水準となった。その後は低下傾向にあり、21年の年間平均は2.6%と、前年の3.0%から改善。22年2〜9月は1.9〜2.2%で推移していた。
(提供:亜州ビジネスASEAN)