中国大使館前で抗議活動を行ったとされる女性が捜査対象に

　11月28日（月）に中国大使館の外で抗議活動を行ったとされる32歳の女性は、無許可で公の集会に参加したとして、警察の捜査を受けている。
 
　警察は、火曜日の声明で、月曜日の午後12時55分ごろに事件の通報を受けたと発表した。シンガポール人のこの女性は、抗議を止めるよう指示され、その指示に従ったという。
 
　この女性はTwitterのハンドルネーム@kellymilkiesで活動するケリー・オンさんであるという。
 
　月曜日の午後12時27分、オンさんは、私は在シンガポール中国大使館（150 Tanglin road）の外に一人でいる。もしここで24時間以内に返信しなければ、私は大使館に不法に連行されたかもしれないとツイート投稿した。
 
　また、このツイートとともに、タングリン・ロードにある中国大使館の前でマスクをした自撮り写真と、抗議のために掲げたとされる無実の逮捕者を釈放せよ。科学的な隔離のみ。暴力的な取り締まりをやめろ。学生生活を正常に戻そうと書かれた看板の写真も投稿している。
 
　彼女は、火曜日の夜、パスポートを没収され、バリ島で開催されるゲーム大会に間に合うように取り戻したいとツイートしている。
 
　警察は声明で、シンガポールで警察の許可を得ずに公共の集会を組織したり参加したりすることは、公序良俗法に基づく犯罪に該当することを市民に知らせたい。シンガポールに住む外国人が、中国の問題に関連することをポスターなどで主張したいという相談も寄せられていると述べた。
 
　また、シンガポールを訪れ、働き、生活する外国人は、自国の政治をシンガポールに持ち込んではならず、わが国の法律を遵守するよう注意を喚起するとも述べた。