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社会

2022年11月7日

バス運転手の携帯電話を捨てた車の運転手が公害罪で起訴される

 公共バスの運転手からクラクションを鳴らされた男性がバスに乗り込み、運転手と対峙した後、運転手の携帯電話を奪って道路に投げ捨てた。
 
 11月5日(土)に、車の運転手であるテオ・キアン・チン(42歳)は、公害を犯したとして法廷で起訴された。
 
 10月31日の真夜中近くにフローラドライブのバス停で起こったこの事件の映像はソーシャルメディアで共有され、SBSトランジットのバスの運転手に怒鳴りつけるテオの姿が映っている。
 
 バスの運転手は、片側1車線の道路でテオの車(黒のメルセデス・ベンツ)が邪魔でバス乗り場から出られないとクラクションを鳴らしたという。
 
 テオは、バス運転手に怒鳴ってから少し離れたところまで走った後に車を停めて、バスに戻るところを目撃されている。バスの外装にある非常用ドアボタンを押し、バスに乗り込み、バス運転手に詰め寄り、運転手の携帯電話を奪ったという。乗客と思われる女性になだめられ降車し、携帯電話を道路に投げ捨てた。
 
 SBSトランジットの顧客経験およびコミュニケーション担当副社長であるグレース・ウー氏は、バス事業者は、バス運転手に対する嫌がらせ、脅迫、暴言などの行為を容認していない。携帯電話は女性からバス運転手に返されたという。バス運転手は事件発生中ずっとSBSトランジットの運行管理センターと連絡を取り合っていた。方針として、私たちはスタッフに対するいかなる虐待も許さず、刑事司法制度の枠を超えて自分の権利を守り、民事訴訟を起こそうとするスタッフを全面的にバックアップする。これは、被害を受けたスタッフが代理人を立てたり、費用を負担するなど、法制度を利用できるよう支援することを意味すると述べた。
 
 全国労働組合会議事務局長補佐と全国運輸労連(NTWU)事務局長のメルビン・ヨン氏は、Facebook投稿で、テオの行動を「凶悪で理不尽」と表現した。
 
 ヨン氏は、バス停に車を駐車してはいけないとする道路交通法を引き合いに出して、NTWUは、公共交通機関の職員が職務を遂行する際に、いかなる罵倒も許さないと述べた。
 
 公害罪で有罪判決を受けた場合、テオは最高2,000Sドル(約20万9,000円)の罰金を科されるという。

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