シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPFairPrice、GST引き上げ相殺、2023年前半に500品...

経済

2022年11月6日

FairPrice、GST引き上げ相殺、2023年前半に500品目を1%割引に

 FairPriceは、2023年前半、全店舗とオンラインプラットフォームで、よく購入される500品目を1%割引で販売する。
 
 割引対象商品は、米、油、肉、家庭用洗剤など、自社ブランド商品と非自社ブランド商品で構成される。
 
 FairPriceは、この割引は生活費上昇の懸念を払拭するものであり、2023年1月1日から物品サービス税(GST)が7%から8%に引き上げられることを相殺するためのものだと述べている。2024年1月1日からは、GSTがさらに1ポイント上がり、9%になる予定である。
 
 FairPriceグループの最高責任者であるヴィプル・チャウラ氏は、11月4日(金)にビボシティで開催されたFairPrice Xtraでこの取り組みを発表し、我々は、かつてないほどのインフレの時代に生きていて、顧客は日常生活を通してそのインフレを感じていることを念頭に置いていると述べた。この発表は、FairPriceが最近展開した数々の取り組みを受けてのものである。
 
 10月、FairPriceはGreater Value Every Dayというイニシアチブを開始した。これは、消費者が生活費の上昇に対処できるよう、500の必須アイテムのうち50のアイテムの価格を毎月凍結するというものである。
 
 同月、米生産国が気候変動の影響で収穫量が減少し、コストが上昇しているにもかかわらず、米3製品の価格を引き下げた。
 
 また、価格変動から消費者を守るため、FairPriceは100ヵ国以上から食品を調達し、供給源に過度に依存しないようにしているという。
 
 食料品の買い物に来ていたソフトウェアエンジニアのリテッシュ・トンク氏は、今度の割引を楽しみにしている。GSTの引き上げがなくても、商品の値段はすでに上がっている。しかし、この1%の割引で、コストアップをある程度相殺できるだろうし、何もないよりはましという。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPFairPrice、GST引き上げ相殺、2023年前半に500品...