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社会

2022年10月21日

18~49歳の人は2022年後半に二価ブースターが提供される予定

 現在、50歳以上を対象としている二価ワクチン「Covid-19」の接種ブースターが、2022年後半に18歳から49歳を対象に提供される予定という。
 
 オン ・ イェクン (Ong Ye Kung) 保健相は、10月20日(木)に国会で、シンガポールがより多くの物資を確保できるようになればこのようになる。50歳以上の人々は、感染による重症化のリスクが高いため、当初は二価ワクチンの接種が優先されたと述べた。
 
 Sars-CoV-2のオリジナル株とオミクロン変種を対象とするモデルナのスパイクバックスワクチンの二価バージョンは、10月14日に展開された。
 
 ファイザー・バイオテック社の二価コミルナティワクチンは、2022年末に発売される予定という。
 
 オン保健相は、ジャマス・リム准教授(Sengkang GRC)の質問に答えたもので、50歳未満の二価ワクチンの展開スケジュールについて質問されていた。
 
 二価ワクチンは、オリジナルのワクチンと比較して、より新しいCovid-19亜種に対する予防効果がある。これには、Covid-19感染から最近回復した人も含まれ、感染から3ヵ月後に二価ワクチン接種を推奨するとオン氏は述べた。
 
 Covid-19に何度も感染している人は、一度はブースター注射を受けるべきであると、イップ・ホン・ウェン氏(PAP-Yio Chu Kang)の質問に答えた。
 
 これは、感染と予防接種の両方を受けた結果、ハイブリッド免疫ができてしまい、その結果、Covid-19に感染してもほとんど症状が出ない人が多いからで、感染症を数えるのではなく、ブースターショットを「熱心に」受けるのがベストであるという。
 
 レオン・ペレラ氏(Aljunied GRC)より、高齢者が多い地域のコミュニティクラブやコミュニティセンターにある予防接種センターが再開され、予防接種がしやすくなるのかとの質問に対しては、現在10ヵ所の合同検査・予防接種センターと、ワクチン接種を希望する成人のための予防接種センターがある。これに加えて、221の公衆衛生準備クリニックと20のポリクリニックが参加しており、これらを合わせると、十分な利便性と予防接種へのアクセスが得られると指摘した。
 
 予防接種センターは、検査と予防接種の両方を行う施設と同様に、人口密度の高い地域に近いこと、アクセスしやすいこと、持続的に予防接種業務をサポートできる会場であることなどの要因に基づいて選ばれるとオン氏は述べた。

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