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社会

2022年10月7日

10月10日より、COVID-19の予防接種差別化措置がすべて解除に

 10月10日(土)からCOVID-19の予防接種区別措置がすべて解除され、飲食店、ナイトライフ施設、500人以上参加するイベントなどの制限がなくなる。
 
 シンガポール保健省(MOH)は10月7日(金)のニュースリリースで、我々は、何度かの感染の波を乗り越え、安全管理措置を徐々に解除しながら、COVID-19ウイルスとの付き合い方を学んできたと述べた。
 
 日常生活の平穏な再開に伴い、2022年10月10日よりワクチン接種区別安全管理措置を全面的に解除するという。これは、以下のようなワクチン差別化規制がなくなるということである。

常時500人以上の参加者があるイベント:予防接種済み分化型安全管理措置(VDS)対応がなくなる。


 

客同士が踊ることを目的としたナイトライフ施設


 

ホーカーセンターを含む飲食店での食事:ワクチン接種者以外も食事をすることができる。


 
 シンガポールではCOVID-19対策が大幅に緩和され、公共交通機関や医療・介護の現場以外ではマスク着用が不要になった。
 
 グループのサイズ制限と安全な距離を保つための措置も解除され、SafeEntryとTraceTogetherの要件もほとんどの場面で撤廃されている。
 
 全従業員の職場復帰が認められ、2年以上ぶりにシンガポールの疾病発生対応システム条件(ドルスコン)の枠組みがオレンジ色から黄色に引き下げられた。
 
 現在の疾病状況を示すドルスコンの枠組みは、パンデミック開始の2020年2月7日にオレンジに引き上げられていた。
 
 同省は、この対策により、ワクチン接種が完了していない人が、感染リスクの高い環境にさらされることが減り、結果として、国民全体のワクチン接種や感染率がまだ十分に高くない時期に医療制度に負担がかかるのを防ぐことができた。しかし、措置が解除されても、ワクチン接種が十分でない人は、引き続き重症化のリスクが高いと述べている。
 
 そのような人は、ワクチン接種してもらうか、引き続き自身で予防策を講じ、社会との関わりを最小限にして身を守ってもらうようにしてほしいという。
 
 MOHはまた、ほとんどの安全管理措置が緩和されたとしても、引き続き警戒を怠らず、危険な新型インフルエンザに対応できるようにすることを市民に呼びかけた。
 
 さらに、状況が悪化した場合には、国民を保護し、医療従事者を保護し、病院の収容能力を維持するために、「急遽」必要な措置がとられる可能性があることを付け加えた。
 
 これには、パンデミックの最盛期に必要であったような、適切なレベルのワクチン差別化対策の「立ち上げ」が含まれるかもしれないという。
 
 MOHは、木曜日の時点で、7日間のコミュニティでの1日平均感染者数が、1週間前の約2,600人から4,400人に増加した。また、入院患者数も1週間前の247人から342人に、集中治療室の患者数も同期間に9人から13人に増加したと指摘した。
 
 これは、社会活動の活発化、安全管理措置の強化、さらに世界中で検出されているBA.2.75およびBA.2.10オミクロン亜種が現在シンガポールで流通していることが原因と考えられる。毎日の症例の増加は、予想外ではない。重要なことは、我々の医療能力を保護し、感染が多数の重症患者につながらないようにすることであると同省は述べた。
 
 また、ワクチン接種がCOVID-19に対する主要な防御となっているので、我々はそれぞれCOVID-19のワクチン接種を最新の状態に保つ必要があるという。
 

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