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日系企業・社会

2022年10月3日

日本酒の日を祝うイベント「KANPAI 2022」、3年ぶりに開催

 日本酒の日の10月1日*、シンガポールで日本を世界へ伝える英語媒体「OISHII」を発行するメディアジャパン社主催の「KANPAI2022」が開催された。2014年に始まり、毎年継続して開催されてきたイベントもCovid-19の影響で3年ぶりの開催となった。
 

 5つ星ホテル「グッドウッドパークホテル」で開催されたイベントには、F1シンガポールGPと日程が重なったことにより、予定していた参加者よりも減少したが、約150人の酒ラバーが来場。今年は滋賀、高知、長野、福島、鹿児島、北海道、新潟などの各地から日本酒が約200本以上、また宮崎、神戸のハラール認証の和牛を輸入する業者のブースも参加してにぎわった。
 
 響屋シンガポールの和太鼓パフォーマンスで盛大に幕を開けたあと、毎年恒例となる山口県の七夕会とのライブ中継を通じて一斉乾杯。参加者は、和牛BBQ、そして同ホテルがアレンジした北京ダックなどの中華料理+西洋料理+シンガポール料理と日本酒のペアリングに舌鼓を打った。
 

 
 当日はメイン会場だけではなく、サブ会場の「Tommy’s Sake Bar」「つくね一期」「昭和歌謡おでん酒場 絢」でも日本酒の日を祝うイベントが同時開催された。
 
 主催者であるメディアジャパンの内藤剛志社長は「2014年から毎年開催してきたイベントもコロナの影響で久しぶりの開催となった。F1とスケジュールが重なったことで、参加者への影響を懸念したが、沢山の参加者に集まっていただき、グッドウッドパークホテル、そして各出展者の皆さんのお陰で皆さんに笑顔で楽しんでいただけた。日本も10月11日からは、海外旅行者受け入れ解禁となり、少しずつではあるがコロナ前の状態に戻っていこうとしている。これからも日本酒、日本食文化を通して、日本の地方を盛り上げに微力ながら貢献していきたい」と話した。
 
 同じく、共同主催者のグッドウッドパークホテルのEllyn Heng取締役は、「参加者の皆さんが本当に喜んでいただけたイベントであったと思います。来年は、今年以上のより良いものにするために、色々な酒蔵さんが参加してもらえる環境を作っていくことや日本の雰囲気を出せるように着物などのドレスアップなどを取り入れていければと思います」と来年への意気込みを語った。
 

【Kanpai2022出展者】


TamanegiyaKing of WagyuTawarayaKireifoodSaketaberu
 
*日本酒の日とは
 新米で酒造りを開始するのが10月。また12種の動物にたとえられている十二支で10 番目にあたる「酉」は、「トリ」と読みますが、元来壷(つぼ)の形を表す象形文字は、酒を意味しています。もともと、昔から蔵元のあいだでは10月1日を酒造りの元旦として祝う傾向があり、日本酒に関係の深いこの日を日本では「日本酒の日」としています。

 

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