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経済

2022年9月7日

上半期の投資認可額、8%減の1,233億リンギ

 

 マレーシア投資開発庁(MIDA)が9月2日発表した2022年上半期の投資認可額は、前年同期比8.5%減の1,233億2,150万リンギ(約3兆8,600億円)だった。外国直接投資(FDI)が0.9%増えたものの、国内直接投資(DDI)が25.4%減と低調。認可件数は26.0%減の1,714件で、雇用創出は12.0%増の5万,7771人が見込まれる。
 
 FDIは国別で中国の486億リンギが最多。これにドイツ(90億リンギ)、シンガポール(60億リンギ)、ブルネイ(51億リンギ)、オランダ(41億リンギ)が続いた。
 
 FDIとDDIを合わせた産業別の投資認可額は、サービス業が5割増える一方、製造業が4割減少。製造業は前年同期に大型事業が認可された反動があり、FDI、DDIとも落ち込んだ。
 
 製造業の業種別認可額は電気・電子が194億リンギで最大。大型事業では、◆オーストリアのセンサー・照明大手amsオスラムによる工場の拡張=ケダ州◆プリント回路基板(PCB)メーカーの米TTMテクノロジーズによるPCB・PCBアセンブリー(PCBA)生産=投資額5億5,000万リンギ、ペナン州◆ブルネイ資本のペトロベンチャー・エナジーによる、ガソリンなど石油製品の生産事業=サバ州――があった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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