シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP三菱重工、ごみ発電会社を完全子会社化

日系企業・社会

2022年8月11日

三菱重工、ごみ発電会社を完全子会社化

 三菱重工業は8月8日、西部トゥアスで廃棄物発電所を運営する企業を完全子会社化したと発表した。
 
 傘下の三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)を通じて、水処理大手ハイフラックスが持つ株式75%を取得。単独での事業運営によってノウハウと成功モデルを確立し、東南アジアや中東での受注増につなげる。
 
 2015年設立で25%出資していたチュアスワンを完全子会社化した。同社は官民連携(PPP)方式で廃棄物発電所を建設し、25年間の運営権を持つ。三菱重工グループが焼却設備や発電機器を納入。2021年12月に完工した。
 
 廃棄物の処理量は1日3600トン、電力の出力は120メガワット(MW)で、シンガポールで1日に発生する焼却可能廃棄物の約35%を処理できる。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP三菱重工、ごみ発電会社を完全子会社化