ソーシャルギャンブルに関する新法が8月1日から施行

　家庭で家族や友人と麻雀やポーカーをする形式のソーシャルギャンブルが、8月1日（月）から合法化されることになった。
 
　現在、違法ではないものの、ソーシャルギャンブルは現行法では明確に定義されていない。新しい法律では、何が許容されるかについて明確なパラメータが設定される。
 
　新しいGambling Control Actの他の変更点として、21歳未満の者がギャンブルをすることは、最低法定年齢が18歳であるSingapore Poolの店舗を除いては、違反とされる。
 
　7月31日（日）、シンガポール内務省（MHA）は、新しい規則とギャンブルを監督する新しい規制当局が月曜日から施行されると発表した。
 
　この変更は、3月に国会で、デジタル技術によってもたらされた新しい形のギャンブルに対する懸念を議員たちが提起した議論の末に、法律が可決された後に行われたものである。
 
　Gambling Regulatory Authority（GRA）は、既存のCasino Regulatory Authorityの機能を引き継ぎ、シンガポールにおけるあらゆる形態のギャンブルを規制する権限を付与される予定という。
 
　GRAは、社会家族開発省および国家問題ギャンブル評議会と協力し、ギャンブルの社会的悪影響を軽減するために活動する一方、警察による取締りを継続する予定である。
 
　日曜日の声明でMHAは、この動きによって政府が技術やギャンブルのトレンドの先を行き、新たなギャンブル商品により適切に対応することができると述べている。
 
　ギャンブル規制法のもとでは、家族や友人が物理的なソーシャルギャンブルに参加することは合法である。
 
　年齢制限はないが、ギャンブルは個人の家庭内で行わなければならず、ビジネスの一環として行うことはできない。
 
　しかし、オンラインのソーシャルギャンブルは禁止されている。MHAは、ソーシャルギャンブルとして認められるために、個人が十分に知り合いであるかどうかを立証することが現実的に困難であることを理由に挙げている。
 
　Singapore Poolsの実店舗など、入場チェックが不要な場合を除き、未成年者がギャンブルをしたり、ギャンブルエリアに入ったりすることは刑事罰の対象となる。
 
　また、この新しい法律により、民間施設が賭け事や宝くじなどのギャンブルサービスを提供するには、ライセンスを取得する必要がある。
 
　GRAは、ライセンス取得者がギャンブルサービスを提供するのに適切であることを確認し、責任を負うと、MHAは述べている。
 
　ギャンブル規制法は、カジノやフルーツマシンルームでの代理ギャンブルも犯罪として扱っている。代理ギャンブルとは、個人が他人の代わりにギャンブルをすることで、これにより入場チェックを回避することができる。
 
　カジノは、これを実施しなかった場合、金銭的な罰則を含む規制措置を受けることになる。
 
　ミステリーボックスやビジネスプロモーションくじなど、リスクの低いギャンブル商品にはクラスライセンスが導入される予定という。
 
　オペレーターは個別にライセンスを取得する必要はないが、商品を提供する前にクラスライセンスの要件を満たす必要がある。
 
　オンラインおよび物理的なギャンブルの犯罪に対して3段階の罰則が適用され、オペレーターに課される罰則が最も高く、次いでエージェント、そしてパンターの順となる予定という。