2022年7月5日
シンガポール航空とスクートが日本とインドに増便
回復しつつある強い航空需要により、シンガポール航空(SIA)グループは日本やインドなどアジアの主要拠点へのフライトを増便し、12月にはそのキャパシティがCovid-19流行前の81%に達する見込みである。
これは、SIAとその格安航空会社Scootのキャパシティが2019年に61%であった5月のグループのキャパシティから20ポイント増加したことになる。
チャンギ空港は7月5日(火)、航空会社や空港にとって伝統的に繁忙期である10月30日から3月25日の北半球の冬期営業シーズンに向けて、増便の準備を整えると発表した。
チャンギ空港は、9月に第4ターミナルをオープンし、10月に第2ターミナルを拡張することで、同空港の処理能力をCovid-19以前の年間7,000万人にまで回復させると発表している。
SIAのマーケティング企画担当上級副社長であるジョアン・タン氏は、声明の中で、成長の一部は日本とインドによるものである。インドは、パンデミック時に約2ヵ月間閉鎖された後、旺盛な需要に見舞われていると述べた。
東京へのフライトは、現在の週14便から28便に増加し、名古屋と福岡への週3便、大阪への1日2便のサービスにより、10月30日までにSIAの日本への運航能力はCovid-19以前の62%に達する予定である。
インドについては、SIAは今後数ヵ月でパンデミック前の水準に完全に戻すことを目標としている。10月までに、アーメダバードに週5便、ベンガルールとムンバイに週16便、チェンナイに週17便、デリーとコチに毎日2便、ハイデラバードとコルカタに毎日1便を運航する予定である。
これは、現在週7便で運航しているベンガルールや高知などの都市への便数を倍増させたことになる。1月から4月にかけては、54万人以上のうち9万5,000人を超えて、インドからの入国者が最も多くなっている。
このほか、ロサンゼルス便を週17便から21便に増便、パリ便を週7便から12便に増便するなど、フライトスケジュールを調整した。
また、12年ぶりに再開したバンクーバーへの直行便は、北半球の冬期営業期間中も週3便で運航される予定という。
5月には247万人がチャンギ空港を利用し、現在、Covid-19以前の約半分の容量で運用されている。