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経済

2022年6月29日

プリンター市場14%縮小、オフィス用は回復

 調査会社の米IDCによると、2022年第1四半期のマレーシアのハードコピー周辺機器市場は販売台数ベースで18万7,400台となり、前年同期から13.9%、前四半期から22.8%それぞれ縮小した。新型コロナウイルス流行中に在宅勤務が増えて堅調だった家庭用プリンターが下火になった一方、オフィス用は回復傾向にある。
 
 インクジェットプリンターやレーザープリンターなどの販売動向をまとめた。インクジェットの販売は12万5,800台で、前年同期から19.7%、前四半期から13.7%それぞれ減少した。21年までは新型コロナ流行で活動制限が敷かれ、自宅で仕事や学習をする機会が増える中、家庭用の販売が伸びたが、現在は制限が緩和される中で販売が落ちている。
 
 オフィス用のレーザープリンターは5万600台で、前年同期から11.9%、前四半期から15.9%それぞれ増加した。オフィス勤務が新型コロナ前の水準に戻ったほか、販売業者の在庫も十分で販売が伸びた。
 
 メーカー別では、キヤノンが市場シェア40.3%で首位を維持。2位は米HP(シェア29.1%)、3位はエプソン(18.8%)で順位に変動はなかった。
 
 IDCは、22年第2四半期もオフィス用レーザープリンターの需要が高まる一方、インクジェットは低調になるとみている。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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