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社会

2022年6月20日

高齢者にブースターを受けるよう促す、新たなCovid-19の波が押し寄せる可能性

 6月20日(月)、オン ・ イェクン (Ong Ye Kung) 保健相は、ワクチンの追加接種を受けた高齢者は、2回しか接種していない同じコホート内の高齢者に比べて、Covid-19による死亡や重症化の確率が3倍低くなると述べた。
 
 3回の予防接種を受けた高齢者がこれらの悪影響を受ける確率は1,000分の3であり、2回の予防接種を受けた高齢者は1,000分の10であるという。
 
 予防接種を受けていない人は最もリスクが高く、1000分の40の確率で死亡または集中治療が必要な重症になるという。
 
 オン氏は、TikTokにアップロードされたビデオクリップで、次のCovid-19の波が来る前に予防接種を受けるよう高齢者に呼びかけ、接種回数によって違いがある。これ以上遅れないように、予防接種を受けに行ってほしいと述べた。
 
 現在、60歳以上で予防接種を受けていない人は8万人いる。
 
 シンガポールは9ヵ月前から、高齢者、高齢者施設の居住者、免疫力が低下している人を対象に、予防接種プログラムを展開し始めた。現在、国の総人口の77%、約420万人が予防接種を受けている。
 
 オン氏によると、高齢者はどこの予防接種センターに行っても予防接種を受けることができ、シンガポール保健省(MOH)は近々モバイル予防接種チームを配備する予定であるという。
 
 彼は以前、シンガポールに7月か8月に再びCovid-19の波が押し寄せる可能性があると警告していた。これは、南アフリカで初めて検出されたBA.4およびBA.5オミクロン亜型によって推進されるだろう。この新しい亜型は感染力が強いと考えられているが、入院率や死亡率の上昇との関連は認められていない。
 
 今後1~2ヵ月の間に、新たなオミクロンの波が来ると予想される。しかし、心配することはなく、ワクチン接種で私たちは皆、安全に過ごすことができるとオン氏はビデオの中で述べている。
 

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