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金融

2022年6月10日

GDP成長率予測、3.8%に下方修正

 シンガポール金融管理庁(MAS)が発表した2022年6月版の民間エコノミスト調査によると、22年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比3.8%だった。前回調査(22年3月)から0.2ポイント下がった。
 
 今回のアンケート調査はエコノミストとアナリストの26人を対象に5月25日に送付。24人から回答を得た。成長率予測を産業別にみると、全産業でプラス。最も伸びが高いのは宿泊・外食サービスの7.1%で、これに建設業が5.9%、製造業が4.6%、金融・保険業が3.8%、卸小売りが3.0%で続いた。なお宿泊・外食サービスは前回調査の9.1%から、建設業は9.0%からそれぞれ下がった。一方、製造業は前回の4.1%から上がっている。
 
 22年の予測はほか、◆輸出額(石油と再輸出を除くNODX)伸び率=6.3%(前回7.8%)◆個人消費伸び率=6.6%(同4.5%)◆インフレ率=5.0%(3.6%)◆失業率=2.1%(2.2%)――などだった。
 
 なお貿易産業省によると、21年のGDP成長率(確定値)は前年比7.6%だった。22年第1四半期(確定値)は前年同期比3.7%。エコノミストらの第2四半期の予測(中央値)は4.8%となっている。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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