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社会

2022年5月29日

リニューアルを終えたT2に最初のフライトが着陸

 改装されたチャンギ空港ターミナル2(T2)に初めて到着したミュンヘン発のシンガポール航空便が、5月29日(日)早朝に着陸した。
 
 午前7時12分に着陸したSQ327便の乗客は、改装されたターミナルの広々としたレイアウトと迅速な自動入国審査を歓迎した。
 
 同ターミナルは2020年5月に改修工事のため閉鎖されていた。日曜日に乗客への開放が再開された。
 
 移民検問局(ICA)に虹彩と顔の生体認証を登録したシンガポール国民と居住者、および対象となる外国人観光客に提供される合計34の自動化された入国審査レーンが設置されている。また、12レーンはICA職員が担当する。
 
 34の自動化レーンのうち、6レーンは移動補助器具を使用する乗客や大家族に対応するために広くなった特別補助レーンとなる。しかし、当面は16の自動化レーン、3つの特別支援レーン、6つの有人カウンターのみが使用されるいう。改修前は、同じホールに8つの自動化レーンと16のカウンターがあるだけであった。
 
 ターミナル南側の手荷物受取ベルトとコンタクトゲートは、 フライトの準備が整ったが残りの到着イミグレーションホールと出発ホールは、まだ改修中であり、この拡張工事は、2024年までに完全に完了する予定という。
 
 このターミナルは、第3ターミナル(T3)に就航する航空会社のピーク時の到着便に対応する予定である。T3出発便のうち少数の便はT2の搭乗ゲートを使用することができるが、これらの便の乗客は引き続きT3でチェックインと出国審査を受けることになる。
 
 世界的に旅行規制が緩和されるにつれ、空の旅も活発化し、チャンギ空港の旅客数は現在、流行前の40%を平均して上回っている。
 
 乗客のテイ・スィー・キアットさんは、照明やレイアウト、入国審査の効率性を高く評価しているが、到着した入国審査場に免税店がないことを嘆いていた。到着移民ホールの免税店はまだ改装中だったが、スタッフは免税品を販売する仮設キオスクに仕入れるために商品の木箱を運んでいるのが見えたという。
 
 カウンセラーのオイリーン・リーさんは、バルセロナ留学から帰国した長男を迎えるため、夫と一緒にターミナルにいたが到着ロビーの一部しか開いていないため、何も飲めないし、食べ物もなかったという。

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