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経済

2022年5月10日

OMホールディングス、合金事業を完全買収

 資源開発のOMホールディングス(本社:シンガポール)は、サラワク州の合金事業を完全買収すると発表した。合弁相手で同州を本拠とするコングロマリット(複合企業)のチャヤマタ・サラワクから2社の株式25%を計1億2,000万米ドルで取得する。
 
 合金生産子会社のOMマテリアルズ(サラワク)と、同子会社向けに管理サービスなどを手掛けるOMマテリアルズ(サマラジュ)を完全子会社化する。今月末までに正式契約を結ぶ見通し。
 
 OMサラワクは2010年設立。州内に製錬所を構え、年産能力は鉄とシリコンの合金であるフェロシリコンが20万トン超、マンガン合金が25万〜30万トン。また、年産25万トンの焼結プラントも有する。今年初めの現地報道によると、同社はフェロシリコンの電炉の一部を廃炉し、半導体などに使われる金属シリコンの生産に乗り出す方針。年内の生産開始を計画している。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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