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社会

2022年4月20日

グッドフライデー週末、43万6,800人の旅行者が陸路国境使用

 グッドフライデーの週末、約43万6,800人の旅行者がシンガポールとマレーシアの陸上国境を越えた。
 
 4月15日(金)から日曜日までの間にコーズウェイとセカンドリンクの陸上検問所を通過した人数は、前週の同時期と比較して約25%増加した。
 
 木曜日の夕方にはウッドランド検問所の外に蛇のような行列ができ、移民検問局(ICA)はその日、11万2,700人の出国者を処理した。
 
 この数字は、4月1日にCovid-19の予防接種を受けた旅行者に国境が完全に再開されて以来、1日の出国者数としては断トツに多いという。
 
 ICAは19日、金曜日から日曜日までにコーズウェイまたはセカンドリンク経由で到着した旅行者は24万2,500人であると発表した。このうち、79,200人がバスまたは徒歩で、10万5,300人が自動車で、58,000人がオートバイで到着している。
 
 一方、シンガポールからの出国者数は19万4,300人で、内訳はバス・徒歩が61,900人、自動車が77,600人、オートバイが54,800人となっている。
 
 木曜日の夜と金曜日の朝には、ウッドランズ検問所の外に長い行列ができたという。
 
 ICAは、この連休中の旅行者の流入に対処するため、いくつかの対策を実施したと、火曜日に発表した。
 
 徒歩やバスの旅行者が通過するウッドランズ・チェックポイントでは、警察とICAが治安維持のために派遣された。
 
 金曜日の朝、ICAは一部の公共バスをウッドランズ・チェックポイントのバスコンコースに一時的に誘導した。これにより、乗客は大雨の中、検問所の外で行列することなく、直接検問所に入ることができた。
 
 ICAは、自動車やバイクの通行許可区域では、現場のICA職員が各輸送手段の需要をリアルタイムで把握し、柔軟に調整・配備することができた。ほとんどの旅行者が書類を事前に用意していたので、スムーズに入国審査を受けることができたと述べた。
 
 先週木曜日の午後5時からの陸上検問所の混雑に先立ち、4月1日の国境再開後、コーズウェイとセカンドリンク経由で合計66万2,900人がシンガポールを出国した。
 
 一方、陸路でシンガポールに到着したのは60万1,700人であった。
 
 パンデミック以前は、コーズウェイとセカンドリンクを1日に約41万5,000人が利用していた。コーズウェイは世界で最も利用者の多い陸路の一つであった。
 
 現在の旅行者数は、パンデミック前に比べればまだはるかに少ないものの、4月以降、2つの陸上検問所には平常心が取り戻されている。
 
 多くのマレーシア人労働者が、毎日シンガポールへ通勤する生活に戻っている。また、シンガポール人の中にも、短期間の休暇を過ごすためにジョホール州に戻ってきた人がいる。
 
 コーズウェイとセカンドリンクの車両通行量は、ほぼ管理可能なレベルにとどまっていて、その理由の一つは、マレーシア車の所有者が車両入国許可証の手続きを待っているためである。
  

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